春分 末候
春分 末候
雷乃声を発す ~かみなり こえを はっす~
春の訪れを告げる雷が鳴り始めるころ。
恵みの雨を呼ぶ兆しとして、よろこばれたそう。
候のことば:春雷
春に鳴る雷を『春雷』と呼び、ひと鳴り、ふた鳴りで鳴りやむ短い雷。
とくに初めて鳴る春雷を『初雷(はつらい)』と。或いは冬ごもりの虫を起す『虫出しの雷』とも。
昔の人は、雷の光が稲を実らせると考えていたそうで、『稲妻」ということばは、稲の夫(つま)が語源とのこと。
旬の野菜:うど
旬の魚介:真鯛
旬の草花:木蓮