備前福岡屋カネヒコ酒店

清酒における今が旬『しぼりたて』について

12月から2月、3月にかけて、旬の清酒として「しぼりたて」が、私の体をにぎあわせます。

 

12月、1月に『しぼりたて』、2月には『立春朝搾り』や『無濾過生原酒』、3月4月には『活性生酒』、

 

5月から7月にかけて『生詰酒』、8月から11月には『ひやおろし』などなどとつづくわけですが、

 

 

今回は【しぼりたて】について少しご紹介させていただきます。

 

 

しぼりたてとは、今年でいうならば平成26年の秋に収穫された新米を使用して醸された

 

出来立ての新酒を火入れ(加熱殺菌)せずに蔵元から出荷される商品です。

 

その酒質は、新鮮で弾けるほど若々しく、荒々しくも軽やかな味わい。それでいて、甘やかで

 

瑞々しい清楚な香りが特徴です。

 

今しか口にできない『しぼりたて』の酒は、貯蔵や瓶詰や火入れと様々な工程を経て、

 

通年商品になります。火入れ方法、貯蔵方法、瓶詰方法など蔵元によって違いがあり、

 

多種多様の酒質へと変化していきます。

 

もちろん、『しぼりたて』も蔵元によって味わいに違いはあれど、無垢なるできたてのお酒は、

 

人に例えるならば赤子のようなもので、体に入れると非常に癒される感覚を、

 

私は持っています。

 

是非、みなさまにも無垢なる酒『しぼりたて』をお試ししていただきたく思います。

 

しぼりたて入荷商品のご案内

http://bizenfukuokaya.jp/season/

 

 

十九代目 大塚恭範 拝