大寒 末候
大寒 末候
鶏始めて乳す ~にわとり はじめて にゅうす~
鶏が卵を産み始めるころ。かつて、鶏の産卵期は、春から夏でした。
旬の魚介「メヒカリ」 :宮崎にいたころ、よく食べました。
旬の果物「金柑」 :一番小さなミカン科の果物。焼酎に浸けて、金柑酒にも。
旬の日「晦日正月」:正月(一月)の末日は、晦日正月、晦日宵、晦日節(みそかぜち)と。正月の松の内(一般的に元旦から七日)にご挨拶回りできなかった家に挨拶をしたりと、正月を締めくくっていきます。
候のことば「節分」
昔は、季節の変わり目にあたる立春(二月三日)、立夏、立秋、立冬の前日がすべて節分とされていたそうです。立春の前日の節分にだけ重きが置かれるようになったのは、室町時代ごろからだそうです。
季節の変わり目には悪鬼が出てくるといわれ、豆(まめ)が魔滅の音に通じることから、豆まきの慣わしがはじまったとか。
大寒末候を過ぎれば、二十四節季七十二候も一巡りし、立春を迎えます。
二月四日の立春は、先日ご予約を承っていました「立春朝搾り」の発売日です。当日は、早朝からお手伝いして搾りたてのお酒をお店に持ち帰ります。
十九代目 大塚恭範 拝