立秋 次候
本日 「立秋 初候」
寒蝉鳴く ~ひぐらし なく~
カナカナ・・・とひぐらしが鳴くころ。夕暮れに響く虫の声は、はかない夏の夢のよう。
旬の虫「ひぐらし」 旬の魚介「めごち」 旬の草花「ほおずき」
旬の行事「五山の送り火」
京都の大文字焼き、五山の送り火は、お盆に訪れた先祖の霊を送る灯火として、8月16日に灯されます。
候のことば「灯籠流し」
8月15日は月遅れ盆、そして終戦記念日でもあります。先祖の霊を送る灯火を川に流す灯籠流しには、戦火に散った人々の祈りも込められています。
夜の川面にいくつも静かに流れていく灯籠には、その一つ一つに祈りや思いが。
ひとつひとつの灯籠への「思い」「祈り」と、悠久の時を経て作り上げられる「さざれ石」
我が国の国歌である君が代の一節「さざれ巌となりて」が心に浮かびました。
十九代目 大塚恭範拝