秋分 初候
秋分 初候
雷乃声を収む ~かみなりこえを おさむ~
夕立に伴う雷が鳴らなくなるころ。入道雲から鰯雲へ、秋の空が晴れ渡ります。
秋分
一日のうち、昼と夜の長さが同じになるのが春分と秋分。お彼岸というのは、もともと仏教のことばで、先祖供養の日とされます。
候のことば「おはぎとぼた餅」
春分にお供えするおはぎは、春にはぼた餅と呼ばれます。
秋に収穫したての小豆をそのままつぶあんにしたのが「おはぎ」。冬を越して固くなった小豆をこしあんにしたのが「ぼた餅」という違いが、昔はあったようです。
旬の魚介「はぜ」 旬の野菜「松茸」 旬の草花 「彼岸花」
鰯雲はなやぐ月のあたりかな 高野素十
十九代目 大塚恭範 拝