立春 初候
立春 初候
東風凍を解く ~とうふう こおりを とく~
春「はる」:「はる」という言葉は「万物が発〔は〕る(発する)」「木の芽が張〔は〕る」「天候が晴〔は〕る」「田畑を墾〔は〕る」などの意味を持ちます。天候に恵れ、希望に溢れる季節を象徴しています。
いよいよ春へと季節は移ろい始めます。
春は、見つける喜びに満ちている。草木の芽吹き、花が咲き、鳥のさえずりにふと気がつく。
ささやかな移ろいに、先人は心を動かされ、四季を楽しんでいたのでしょう。
旬の野菜:ふきのとう
春の野菜は、冬を越し蓄えられた力に満ち満ちています。ふきのとうは、てんぷらや蕗みそに。冬のこわばった体を和らげ、新陳代謝が上昇します。
旬の魚:白魚(しらうお)
しらす干しと刻み大葉とごまをご飯にのせて。大好物です。
素魚(しろうお)と白魚(シラウオ)は違います。
素魚:スズキ目ハゼ科シロウオ属 白魚:サケ目シラウオ科シラウオ属
どちらも、踊り食いというものがありますが、見分け方は、
白魚は白みがかっており、頭がとがっているし、大きいもので体長10cmほど。
素魚は透き通っていて、頭に丸みがあり、大きいものでも体長が6cmほどです。